(⇒第2回 からの続きになります。)
n:
まず、予習をしないこと。
あらかじめテキストの内容を知っていて、
「よし、こんなことを言ってやろう。。」
と準備していたのでは、
リアルタイムに展開される「会話力」は
身につきません。
あくまでも、初めてそのテキストを見て、
講師の言葉によって「その場で考える」ように
しなくてはいけません。。
あと、テキストをただナゾるような
レッスンの進め方だと、
瞬時に自分の考えを述べたり、
感想を伝える必要もないので「英会話力」は
育ちにくいでしょう。。
h:
なるほど。。
講師がそういう進め方をする場合は、
積極的に「自分の感想」を述べたり、
「相手の意見」を尋ねるようにしたり
した方がいいということですね。。
n:
そうですね。。
h:
。。確かに。。
それで納得がいったんですが、
御社のリアル英会話では、
必ずテキスト通りに進まないというか。。
絶対なにか予想外の質問をされます。。(笑)
なので、テキストの答えが分かっていても
気が抜けないんですよねぇ。。
n:
私が講師によく教育しているのは、
その部分です。
テキストを使用していても、
必ず、生徒の意見・感想を話してもらうように
レッスンが進められていきます。
また講師自身も自分の考えを述べることによって
会話本来の「意見の共有」が
リアルタイムに行われるように促しています。
既存のネット英会話で
僕が不満に感じていたことをもとに
リアル英会話は改良を加えています。
h:
ほぅ。。
そのトレーニングを積み重ねていけば
本当の意味での「英会話」が習熟できるという
感じですね。。
n:
そうです。
最初は、頭に思い浮かんだことを
英語で言葉にできるまで時間がかかることも
多いと思います。
でも、このトレーニングを続けることで
どんどん その時間が短縮されていきます。
会話を重ねること以外に
この力を高める方法はないんです。。
h:
それは僕自身、意外な盲点になっていたのかも
しれません。。
どちらかといえば、
「リスニング」「暗唱」「フレーズの暗記」などが
英会話学習のメインであるという考え方でしたので。。
n:
あくまでも、メインは「会話」にすべきです。
。。おもしろい例ですが、
私はいろいろな外国に行った経験があるのですが、
ほとんどの国に「日本人を相手にする水商売」を
やっている店があるんです。。
そこの女性たちは、日本語を話すことができます。
新人の子は話すことが出来ないのですが。。
そのうちに話せるようになります。
彼女たちは、単語カードなどを作ったりという
工夫はしていますが、
おそらく教材などはやっていないハズです。
どうして話せるようになるか分かりますか?
h:
う。。それが仕事だからでしょうか?
⇒(第4回へ続く)